【シン・エヴァンゲリオン】DOLBY CINEMAで鑑賞 臨場感と没入感に包まれました

6月12日から、シン・エヴァンゲリオンの新バージョン「EVANGERION:3.0+1.01」の上映が開始されると同時に、ドルビーシネマでの上映が開始されました。同じ日から、36Pの冊子「EVA-EXTRA-EXTRA」の無料配布もされるということで、せっかくならドルビーシネマも体験したいと思い、劇場を探して行ってきました。

シン・エヴァンゲリオンは公開初日に通常のスクリーンで、その後IMAXで鑑賞した私が今回始めてドルビーシネマを体験して感じたことをお伝えしますね。

ドルビーシネマとは

ドルビーシネマとは、ドルビーラボラトリーズが新しく始めた映画に関する事業で、2015年にオランダで初めて導入されてから、各国に広がりを見せていて、「IMAX」や「4DX」とはまた違った体験ができるもので、映像に関わる「ドルビービジョン」と、音声に関わる「ドルビーアトモス」とよばれるものから構成されているそうです。

ドルビービジョン

ドルビービジョンは色彩のコントラストが魅力のシステムで、最初に説明があるんですが、普段映画館で見ている黒が映し出され、「これは黒ではありません。本当の黒はこれです」とスクリーンが本当に真っ黒になる演出があったんですが、その違いにびっくりしました。本当に映画館自体が停電したかのように真っ暗になりました。その他映し出された星空などもすっごくきれいで、将来ホームシアターにほしいなと思うくらいでした。明暗や濃淡がはっきりするので、色彩の鮮やかな映像などはより没入感があるんじゃないかなと思います。

ドルビーアトモス

映画館では普通、前後左右にのみスピーカーがあるそうなのですが、ドルビーアトモスは天井にまでスピーカーを配置しているので、より臨場感を味わうことができます。自分の身の回りで本当に起こっているかのような感覚になります。これもスクリーンで説明をしてくれるのですが、これから始まる映画がより楽しみになるようなワクワクした気分になりました。説明だけでも十分凄さを感じることができました。

見られる場所

国内で初めて導入したのが福岡県のTジョイ博多。その他、東京、神奈川、埼玉、愛知、大阪、京都に各1箇所あり、合計7箇所で見ることができます。

博多に見に行った友達は、サイン入りのポスターとフィギュアが飾られていたと聞いたのでワクワクしていったんですが、残念ながら大阪にはありませんでした。

チケットはほぼ完売

6月12日からだったのですが、大阪は緊急事態宣言で土日がまだ休業なので、実質初日の6月14日の朝一番の回に行ってきました。

チケットは鑑賞当日の0時からの販売だったので少し前からスタンバイして0時と同時にアクセスしたんですが、アクセスが集中したからなのか、いい感じで進んでもエラーになったりで、5分後に取れたときにはほぼ満席となっていました。

座席数が一つ飛ばしに減らされているとはいえ、平日の朝イチだし大丈夫だろうと思っていたのがまさかの事態でした。さすがエヴァ。

その日1回しかない最新バージョンの通常スクリーンは即完売していました。

鑑賞当日もロビーにはたくさんの開場まちの方で溢れていました。席数半分でもこの光景はエヴァ人気を思い知らされました。

今週末、宣言が解除されて土日も営業になったとしたら、競争率高くなりそうですね。

梅田ならではの光景も?

私が鑑賞しに行ったのは大阪梅田にある梅田ブルク7。周りに大阪駅前ビルなどオフィスビルがたくさん立ち並んだオフィス街でもあります。それもあってか、始まって30分、第三村あたりのシーンが繰り広げられている中ちらほらとサラリーマン姿の方が席を立たれていました。おそらくこれから仕事に行かれるのかなと。

冊子の無料配布は、劇場での鑑賞が必須なのもありますが、出勤前に少しでもエヴァを楽しんでから職場に行きたいというなんともエヴァ愛に溢れた方がいらしゃるんだと思いました。

実際に体験してみて

まず、入り口から他のスクリーンとは違って、まるでアトラクションに入っていくかのような感じです。

映像の鮮やかさはもちろんなんですが、音の臨場感は半端なかったです。

会話をしているシーンやマリが鼻歌を歌っている中で、会話が繰り広げられているシーンは本当に音声だけでも奥行きを感じられて不思議な感覚になりました。私もその会話の和の中に入っているかのような感覚です。

ブンダーが発進して、どんどん潜りながら敵と戦う戦闘シーンの臨場感は圧巻でした。

劇中の音楽も今まで見てきたものよりもはっきりと聞こえた気がして、よりその戦闘シーンの臨場感が増していると感じました。

とにかく自分がその中にいるんじゃないかという没入感は今まで見た映画館の中で一番感じられたような気がします。

そして、なぜか感動してちょっと涙してしまったシーンもあります。それだけ感情移入して見ていたんですかね。自分でもびっくりしました。

最後に

そもそもエヴァンゲリオンを好きになったきっかけは友達の家で新劇場版を見たのがきっかけでわからないことだらけだったので、質問しまくって色々と教えてもらっているうちに、全部知りたくなってNetflixで配信されているテレビアニメ版と旧劇場版をイッキ見して、その後映画館でリバイバル上映された作品を見、破の4DX版、QのIMAX版を見た程度のまだファン歴1年程度のド素人で、音響のことやクリエイティブな知識はないんですが、そんな私でもこんなに感動を味わうことができました。

以前からエヴァが好きな方はもっともっと感動されるのではないでしょうか。

価格は通常の価格に+500円と比較的リーズナブルなのも嬉しいです。これで作品に浸れるなら安いもんだなと思いました。

ちなみに、このドルビーシネマで上映されているのは最新バージョンではなく、通常の3.0+1.0です。

なので、あと一回、最新バージョンも見に行こうかな。

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